Google アナリティクスを使って自社サイトの状況を見直してみましょう。

自社のサイトの運営を任されつつもサイトの近況をチェックできない事はよくあります。
あらためて自社のサイトをチェックした時、こんな状況下にありませんか?

  • サイトのセッション・PVが下がったように感じる
  • サイトのお問い合わせ数が昨年と比較して下がったように感じる

何かしらの原因がありそうとは感じつつも、「どこを見れば原因の特定ができるのか?」がわからずで、後回しになる事はよくある話です。原因を特定するためにはツールの習熟度が必要な他、ウェブに関する知識も必要になってきますので、専門的な方に助言が欲しくなるところです。
専門的な知識がなくとも、サイトの近況を見る方法をお伝えします。

1.事前の準備から

Google アナリティクスの画面に入る前に、事前の準備が必要となります。

準備するもの①
上がった、下がったと感じるには何かしらの比較対象があっての判断と思います。
つまり、判断した材料=比較対象=期間が必要となります。比較対象とする期間をあらかじめ準備しましょう。

準備するもの②
ウェブ上の施策(オンライン施策)

  • ウェブ(ページ改修、リリース情報など)
  • メール(メルマガ配信)

などの行った施策と、
現実上の施策(オフライン施策)

  • 紙媒体で広告を配信した
  • 展示会を行ったなど

など行った施策をできる限り多く集めてください。
(これが重要になる可能性もあります)

2.Google アナリティクでみるところは?

2-1. 概要から

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Googleアナリティクス(以下GA)上、「ユーザー」→「概要」を見ます。
この画面では、サイトを1・3・6・12ヶ月と、期間・年間通じてのセッションの波を見るのに適している画面です。特に長い期間(12ヶ月)を設定すると、上がりやすい期間、下がりやすい期間が見えてきます。
このほかにも、突出して飛び抜けた数値(異常値的な数値)が出てくるのですが、そこを調べるのはぐっと堪えて、まずは全体的な波だけを見ていきます。
たいていのサイトで○月に上がって、○月は下がる傾向にあるというものは見て取れます。

ここで事前準備①でご用意いただいた比較期間を使って、GA上に期間を設定して比較していきます。
なるべく期間は同時期が望ましく、例えば、今年度(2017/04〜2017/08)の状況をみる場合は、昨年度の同時期(2016/04〜2016/08)が望ましい比較対象となります。
比較対象が前月であったり、時期が違うもの(2017/04〜2017/08と2016/11〜2017/03)の比較はあまりおオススメできません。また、比較月が前月と比較というのも前月と当月で祝日・土日の数が違うこともありますので、あまりオススメできません。
ここで昨年と比較して上がっている・下がっている・同等というものが見えてくると思います。
同等の場合、大きな変化は起きていなかったという事でセッション・PVが下がっているというのは、見解が違ったということになります。上がっていた・下がっていたという事が見えた場合、これは何が原因であろうか?と気になるところではあると思います。少し原因を探っていきましょう。

2-2. チャネルから原因の特定へ

fig-001.png

昨年と比較して、上がっている・下がっている要因を特定するため、チャネルと呼ばれるところで見ていきます。(チャネルは流入元の大きなカテゴリとして覚えてください)
Googleアナリティクス(以下GA)上、「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」を見ます。

昨年と比較して、自然検索数(Organic)が増えている・減っているなどが表組み上でわかると思います。
チャネル別で細かく状況を見たい場合、Organic Search の前にあるチェックボックスを入れ、グラフに表示ボタンを押すと内訳が表示され、より具体的なものが見えてきます。
つまりこのチャネルの流入が下がった(上がった)事により、サイト全体の流入に変化が生じたという事が見えてきます。
ここで事前準備②を参照し、これを踏まえつつ比較対象期間を再度確認します。
昨年度は、

  • 頻度高くメルマガを打っていた
  • ウェブ上でリリースを打っていた
  • 展示会に出展した
  • 紙媒体の広告を出稿した

などの施策をした場合、施策後に流入数に変化があると思いますが、比較対象期間中に同じような施策をしなかった場合、流入のきっかけが少なくなりますので、当然減ったように見えるという事になります。
ですので、昨年度で行った施策、今年度の施策を加味した上で、減った・増えたという評価が出来る事になります。

一方で、昨年・今年と施策らしい事はしていない(もしくは同じ施策をしている)が、自然検索が減ったというケースもあるかと思います。この場合は、外部要因に起因していることがあり特定が難しくなりますが、外部要因の多くは、

  • 検索サイトからの判断基準で、サイトの評価が以前より下がった
  • 検索サイトからの判断基準で、競合サイトの評価が上がった事により、相対的に自社サイトが下がった
  • キーワードのトレンドが下降気味である

が主な要因になってきます。
実際に、こういうキーワードでくるであろう、もしくはサーチコンソール上で自社サービスに関連したキーワードを抽出し、検索サイト上で検索してみて、どうなっているかを目視する必要があります。

ここまでは、流入によるお話が多かったので、次は「問い合わせ数が減った」のお話に移りたいと思います。
問い合わせは数の増減は、流入のお話と密接な関係がある以上、この順番となっています。

2-3. 問い合わせ数が減った。原因は?

fig-001.png

問い合わせ数が減った要因は多々あり、一概にここが原因のようですと特定するのは困難なものです。
まず確認したい事として、コンバージョン数(率)は変化があったか?というところをみていきます。
Googleアナリティクス上、「コンバージョン」→「目標」→「概要」を見ます。
事前準備①の対象期間で比較し、コンバージョン数(率)を見ていき、変化の度合いをみていきます。
(コンバージョン率は、流入数が少なくコンバージョン数が少ない場合、コンバージョン数が1違うだけで大きくコンバージョン率が変わることがあるので、流入数が低い場合は率は参考値で見ると混乱を避けることができます)
減少している要因を考察する時は、事前準備の②を加味した上で判断してみましょう。
例えば、

  • 昨年は同期間内でオンライン施策を行ったが、今年度は同期間内に同様な施策を行っていなかった。このため問い合わせ数が減っている
  • 昨年・今年度同じ施策をしているが検索流入が減少傾向にあり、問い合わせ数が減った。

という見解が立てられます。
事前準備や流入関係を把握しておく事で、コンバージョンの変化・原因が特定がしやすくなってきます。
この他、流入と同様に「昨年・今年で何も施策をしていない、問い合わせ数が減った」というケースもあるかと思います。このケースの場合、競合が出て来た、世の中のニーズとズレが生じている、などの外部要因にも起因して来ますので、流入関係(上記の2-2)でお話した通り、外部要因も探す事も必要になってきます。

3.最後に

「減ったと感じる」となった時に、しっかりとした状況の把握は必要です。
実は「減っている」と感じているだけで、昨年実績と比較した時には、同等・もしくは増えている可能性もあります。
ですので、事前準備①、②を持った上で現在の状況を確認し、それを加味した上で流入が減っている、お問い合わせ数が減っているという事が判断できます。
また、現在の状況を把握する事で、現在のサイトの問題や課題点・改善点も認識できることにも繋がっていきます。

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